You are currently viewing 私たちのくらす街に、車上生活を送る人たちがいます。

私たちのくらす街に、車上生活を送る人たちがいます。

  • 投稿者:
  • 投稿カテゴリー:news


私たちのくらす街に、車上生活を送る人たちがいます。
車が好きな訳ではありません、社会に「居場所」が無いのです。
あなたの居場所はどこですか?
:::::::::::::::::::::::::
華やかな金沢市。その片隅で車検切れの車上生活を送る人がいます。その1人の青年とプロジェクトCは、放置車両の確認事務資格を持つ林さん(☆)のご紹介で出会いました。
青年の収入は日給8500円の土方の日雇い労働。自立を望んでも、入居の初期費用, 保障人を立てる事が難しい状況の人が居るのです。望んだ生活ではありません。
代表の杉目に誘われ、青年は車を出て被災地の災害ゴミ運搬のボランティアをしました。震災後5か月、倒れたままの電柱。
壊れて放置されたままの家財。青年と代表は公序の行き届かない住民の救済にあたり、共に汗を流しました。
災害ゴミ運搬は2トントラック2台になりました。
それは遺品整理士 コンパクトの代表の専門性があって実現したボランティアです。
青年は 廃棄する家財の一部を、持ち主の許可を得てもらい請けました。 そしてプロジェクトCの土肥が個人所有する物件に敷金礼金無しで入居し、もらい請けた家財を搬入しました。
そうやって青年は車上生活を終え、部屋に住まい、自立の一歩を踏み出しました。
私は代表に確認すると、被災者からも青年からも費用をもらっていない事がわかりました。
代表は、災害ゴミを片付けている時の気分をききました。
すると「俺って生きてる!」って感じるのだと返事がありました。生の実感を持つのだと。
公認心理師から見ると、その心理構造は、社会との繋がりの実感にあります。何故なら人間は社会的動物だから。その確証に、ボランティアをする人が幸福度が高い事は研究で明らかになっています。ボランティアは支援者のメンタルヘルスに寄与する、最大のセルフケアなのです。
車上生活の青年は、社会に居場所がありませんでした。
ボランティアを通じて社会との繋がりを回復した青年は、住まいを得て、再出発しました。単なる手助けでは無く、支援者となる体験を得た自立の支援なのです。
代表は心理専門職ではありません。しかし道具的な支援だけでなく、心理社会的な支援をしています。それが、プロジェクトⅭという組織のリーダーなのです。
今回、代表の人間的な配慮の中で実施されたボランティア。匿名性の確保が必須。それでも埋もれさせず取り上げたい。そう思って記載にチャレンジしました❣️長文を読んでいただき、ありがとうございました😌最後は代表の言葉で締めくくりたいと思います。
「自分が不幸だと思いながらも、その人が見えているものは全てでは無い。社会は本当に困っている人が見えていない。煌びやかな金沢の繁華街、直ぐ近くにゴミ屋敷で暮らす人々と共存している。コミュニティには居ない本当に困っている人がいる。彼らは社会に居場所が無く、閉じているんです。」
かたく閉じたこころが自然に開く、ボランティアの力に心を動かされました✨
☆株式会社carロード陸宝自動車事業☆
 林 純二 さんのご紹介